1983年より『週刊少年ジャンプ』にて連載された原作・武論尊氏、漫画・原哲夫氏による人気漫画『北斗の拳』。
2023年の秋、40周年を記念して“北斗の拳 40周年大原画展 ~愛をとりもどせ!!~”が 森アーツセンターギャラリーにて開催されます。
北斗の拳40周年大原画展
■【#北斗の拳40周年大原画展 ~愛をとりもどせ!!~】
会期:2023年 秋
会場:東京・六本木 森アーツセンターギャラリー
詳細はこちら
https://hokutonoten.com
大原画展の開催にさきがけ、南斗六聖拳の1人“聖帝サウザー”が鎮座する椅子(玉座)を実物大で再現を目指すクラウドファンディングが5月24日からスタートし、開始3分で目標金額を達成するなど話題になりました。
【北斗の拳 40周年大原画展開催記念】クラウドファンディング
https://ubgoe.com/projects/368
そして6月23日、新たにクラウドファンディングの返礼品として、日本一の彫刻技術を誇る”井波彫刻”(富山県南砺市)と“ひみ里山杉”(富山県氷見産木材)のコラボレーションにより誕生した究極の表札!“北斗の表札 made by TOYAMA”‼が登場いたしました。
井波彫刻は、繊細でありながら華麗で、立体感と躍動感に溢れる木工技術を誇り、富山県南西部にある南砺市(なんとし)井波地区で作られている木彫刻です。
井波彫刻の技術は、江戸時代から明治時代初期までは主に寺院において使われていましたが、時代の流れとともに一般建築や小物にも活かされるようになり、その高い芸術性により、昭和50年(1975年)に「伝統的工芸品」として通産大臣より指定され、
近年では、ギターやベースに龍や獅子の井波彫刻を組み合わせて作成する井波彫刻家が数多く輩出されるなど、新たな可能性に挑戦し続ける伝統工芸でもあります。
そして2023年…
250年以上に渡り、名工らの子孫によって受け継がれてきたその伝統の技により北斗の拳40周年を記念するに相応しい、宿命を背負う3種の“究極の表札”が誕生しました。
日本一の木彫りの町として知られ、瑞泉寺という古刹の門前町としても有名な井波の歴史を感じる“唯一無二!史上最強の表札”です。
また、北斗の表札の木材である「ひみ里山杉」は、強靭さと柔軟性を併せ持ち、虫害に強く、物流や漁業を支える造船用材として重宝された希代の山杉です。
100年以上続く老舗の岸田木材株式会社が、富山県産材の活用推進・森林保全・木育活動の普及を目的とし氷見杉を「ひみ里山杉」としてブランド化を進めています。
井波彫刻協同組合、岸田木材株式会社様のご協力により誕生した”北斗の表札”は、自然の循環の中から”木の可能性”を見つめなおし、made by Toyamaの製品として、その歴史と伝統を未来へ繋ぐ伝統工芸製品です。
■監修
株式会社コアミックス
https://www.coamix.co.jp/
■協力
井波彫刻協同組合
岸田木材 株式会社 / 株式会社 岸田
■企画
SUGOMONO JAPAN
井波彫刻は、江戸時代中期に瑞泉寺再建の折り、京都東本願寺より御用彫刻師前川三四郎が派遣され、地元の大工が彫刻の技法を習ったことが始まりです。
江戸時代末期頃まで主に神社仏閣彫刻などを主に制作しておりましたが、明治時代からは住宅用の「欄間(らんま)」の生産量が日本一になり、木彫りの町「いなみ」と呼ばれるようになりました。
昭和に入ってからも寺社彫刻は活発で、全国各地の寺社・仏閣の彫刻を数多く手掛けてきました。また一般住宅欄間・獅子頭などの置物にも力を注ぎ、彫刻の一大産地として昭和50年には、「国の伝統的工芸品」の指定を受けています。
2018年には「名古屋城本丸御殿」に欄間7枚を井波彫刻の技で復元し、同年、「木彫刻のまち井波」が日本遺産に認定されました。2020年10月、東京都内「小石川後楽園唐門」に井波彫刻で制作した彫刻を設置しました。
富山県氷見市で約140年に渡り製材業を営んでいます。地元の「ひみ里山杉」を中心に、土木材や建築材などさまざまな用途の木材を製材し、あらゆる産業を支えています。
富山氷見の森を愛し、地球を愛し、県産材を100%利用し、貴重な資源を社会のために役立てていく。木を余すことなく活用する総合木材企業を目指しています。近年は、もっと木の魅力を多くの人に知ってもらうため、地元の木を使った商品づくりや木育に力を入れています。
これからも人と富山氷見の森の架け橋として変化し行動し続けます。
ひみ里山杉 〜人と森にも恵まれたからこそ育まれた稀代な杉〜
明治期から戦後まで電柱・電信柱の材料として盛んに植林され「ボカ杉林業」は有名でした。
しかし、電柱が木からコンクリートへと転換されると林業は衰退し、手入れされなくなった森は荒れ、雪折れや風倒などの被害が多発しました。これに危機感を覚えた地元の有志によって「ひみ里山杉活用協議会」が設立され地域材のブランディングがスタートしました。
ひみ里山杉の特徴としてピンク色をした温かみある見た目で、強靭さと柔軟性を併せ持ち虫害に強く、江戸時代より物流や漁業を支える造船用材として重宝されました。
土木材・建築材・梱包材とあらゆる用途の木材を製材しています。
また木育活動にも力を入れています。多くの人に富山の木の魅力を知ってもらうために、イベントへの出店・企画をし、木工ワークショップの開催や実際に山へ行き木の伐採体験・植樹体験などをしています。
そのほかにも日常的に木に触れてもらうために、木製品の開発やまちづくりにも力を入れて活動しています。